学生の外的要因と内的要因に着目する「外国語の理解」「外国語指導法」に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of "Comprehension of Foreign Language" and "Teaching Method of Foreign Language for the Elementary School" Based on External and Internal Factors of Learners
  • ガクセイ ノ ガイテキ ヨウイン ト ナイテキ ヨウイン ニ チャクモク スル 「 ガイコクゴ ノ リカイ 」 「 ガイコクゴカ シドウホウ 」 ニ カンスル イチ コウサツ

この論文をさがす

抄録

要旨 本研究は、小学校に「外国語活動」・「外国語」が導入されることを見据え、学生の外的要因(英語運用力・授業 力)だけでなく、内的要因(自尊感情の低さ・他者理解の必要性・情動的反応性の克服)にも着目した研究である。 本稿では、熊田・岡村(2017)において示唆された英語スピーキング不安と自尊感情の関連について検討を行った。 結果として、対人不安傾向尺度の下位尺度である「情動的反応性」が現在の英語スピーキング不安に有意に影響を 及ぼしていることが明らかになった。また、将来の英語スピーキング不安得点については「情動的反応性」に加え、 「自尊感情」も有意に影響を及ぼしていることが明らかになった。さらに、「自尊感情」と将来の英語スピーキン グ不安には「情動的反応性」が媒介する間接効果も見出された。上述の事象を克服するために、近藤(2010)の 「基本的自尊感情を育む共有体験」に着目すること、大学カリキュラムマネジメントにより他教科と連携すること を提案した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ