作品制作における個人性とその解消 : 一九世紀後半以降の西洋芸術

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タイトル別名
  • The loss of a sense of self in the art production process : since the second half of the 19th century europe
  • サクヒン セイサク ニオケル コジンセイ ト ソノ カイショウ : 19セイキ コウハン イコウ ノ セイヨウ ゲイジュツ
  • サクヒン セイサク ニ オケル コジンセイ ト ソノ カイショウ : イチキュウセイキ コウハン イコウ ノ セイヨウ ゲイジュツ
  • 作品制作における個人性とその解消 : 19世紀後半以降の西洋芸術

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抄録

ロラン・バルトが「作者の死」で指摘しているように、マラルメは純粋な作品というものが詩人の消滅を含意していると述べている。マラルメのみならずボードレールにも見られるこの「作者の消滅」は、彼らがポーの詩論を受け継ぐことによって生じたものである。西洋で広まっていくこの制作方法は、象徴主義やレディ・メイド、シュルレアリスム、アクション・ペインティングなどに受け継がれる。だが同時にそれは「芸術終焉」の重要な要因なのかもしれない。

収録刊行物

  • 人文學

    人文學 (201), 25-61, 2018-03-15

    同志社大学人文学会

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