基礎看護技術を学習する看護学生の自己教育力に影響する要因の分析

書誌事項

タイトル別名
  • Factors affecting Student Nurse’s Self-Education Ability and Relations between Basic Nursing Skills and the Examinations

この論文をさがす

抄録

本学では2年次に基礎看護共通技術は30時間,基礎看護技術は90時間を開講している。基礎看護学で教授すべき内容を担保しつつ,学生の現状をふまえ,看護技術の教授内容の精選を常に検討し,学生には復習・予習を兼ねた小テスト,事前学習の提示,演習課題の学生によるプレゼンテーションなどを導入し能動的学習姿勢への転換を試み,少しずつではあるが,学生の学習姿勢の変化を感じている。上記の学習体制を基盤に,看護実践能力の育成に向けての示唆を得るため,基礎看護共通技術・基礎看護技術を受講する学生を対象に,経時的に学習活動自己評価,自己教育力評価を行い学生の学習状況を「見える」化し,さらにリフレクションする力をつけることで,自己教育力を育成し,さらには看護実践能力の素地を養うことにつなげたいと考え,年間4回自己教育力評価,学習活動自己評価(演習)を実施予定であり,現在2回目終了した。自己教育力とは,梶田により「自分自身で学び,成長,発展してゆける力」と定義されている。今回,中間評価として前期2回実施した自己教育力評価と11回実施した小テスト及び期末試験の結果との関係を分析した結果,自己教育力の要因として小テストであることが示唆されたので報告する。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ