児童虐待における虐待者の特徴次元と児童相談所職員の対応の困難度 : 高リスクアセスメントレベルのケースを対象として  [in Japanese] Dimensions of Abusers' Characteristics and the Difficulties of the Staff in Child Guidance Center : Focusing on High-Risk Cases on the Risk Assessment of Child Abuse  [in Japanese]

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Abstract

本研究の目的は,児童虐待における虐待者の特徴と児童相談所職員の対応の困難さとの関連を明らかにすることであった.2012 年度にA 市児童相談所が受理・対応したリスクアセスメントレベルが3 もしくは4 の314 件を調査対象とし,各ケースにかかわりのあった職員45 名に調査票への回答を依頼した.虐待者の特徴を示す39 の項目のカテゴリカル主成分分析の結果,イライラやストレスから子どもに行き過ぎたしつけを行う「過度のしつけ」,育児の放棄や家族の生活の不成立を示す「生活能力の乏しさ」,問題を自覚しつつも精神的な安定が得られずに子どもと関われない「感情不安定」の3 つの成分が抽出された.児童相談所職員の感じる困難さとの関連では,行為は認めるが虐待を否認するケース,感情的で話ができないケースで虐待者の「過度のしつけ」が高く,虐待を認めたり消極的に否定するケース,穏やかで関係が形成しやすいケースで虐待者の「感情不安定」が高くなっていた.また,全面的な解決に至らず長期化するケースにおいて「過度のしつけ」と「生活能力の乏しさ」の両方が高かった.これらの結果をふまえ,ソーシャルワークの観点から効果的な支援について議論がなされた.

Journal

  • 日本福祉大学社会福祉論集

    日本福祉大学社会福祉論集 (137), 25-38, 2017-09

    日本福祉大学社会福祉学部

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120006463318
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA11400425
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    1345-174X
  • NDL Article ID
    029252304
  • NDL Call No.
    Z6-174
  • Data Source
    NDL  IR 
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