異なるもの同士が共に遊ぶことの意義と課題

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  • Significance and Challenges of Different People Playing Together
  • コトナル モノ ドウシ ガ トモニ アソブ コト ノ イギ ト カダイ

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抄録

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本研究は、和光大学と地域の連携において発展してきた遊び活動の実践を対象に、特に、年齢や障害や経験等の違いを超え、様々な人たちが集い活動している実践に着目し、「異なるもの同士が共に遊ぶこと」の意義と課題について検討することを目的とした。 対象となった3 つの活動の実態を明らかにした上で、その特徴について考察を行った。その結果、共通点として、①様々な個が「共に居る」ことを前提とし、身体の絶対性・個別性を重視している、②身体的共有体験を軸とした共同性が強化されケアの原点が含まれている、③参加者の他者理解が進展され、自己理解が刷新されている、④遊びの場を創る活動は、共に生きる場を共に創る体験になっている、⑤本質的に「遊び」であることを重視している、の5 点を挙げて論じた。少子高齢化等の問題を抱える現在において、地域の中で、異なるもの同士が共に遊ぶ試みを積み重ねることは、人と人をつなぎ、地域を活性化させ、コミュニティの再構築へ繋がる可能性を含んでいる。

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