<講義ノート>パリティ対称性の破れと磁性・多極子・超伝導

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Abstract

近年の物性物理学では、様々なシーンにおいて空間反転対称性(パリティ対称性)が破れた量子相の特異性に出会うことがある。その研究分野はトポロジカル絶縁体・超伝導体、スピントロニクス、マルチフェロイクス、カイラル磁性、多極子秩序、エキゾチック超伝導など多岐にわたるが、残念なことに細分化されてもいる。本稿では、空間反転対称性が欠如した系におけるスピン軌道相互作用の基礎的事項を導入し、「多極子」の観点からこれらの研究分野を俯瞰することを試みる。また、パリティ対称性の破れが生み出すエキゾチック量子相の一例としてトポロジカル超伝導について解説する。

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  • CRID
    1390290699821848704
  • NII Article ID
    120006542044
  • DOI
    10.14989/235541
  • HANDLE
    2433/235541
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • Abstract License Flag
    Allowed

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