子どもの健全な生活リズム定着に向けての一考察 ― 保育園での午睡後の遊びに着目して ―

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タイトル別名
  • A consideration for establishment of children's healthy life-rhythm - Focusing on play after nap in nursery schools -

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抄録

現代の子どもの生活スタイルは、社会環境の著しい変化や家庭環境の複雑化に大きな影響を受け、子どもにとって望ましい状況とは言い難い。健やかな子どもの成長や発達には、『食事』『運動』『睡眠』が相互に関連しており、これらが生活の中にしっかりと位置づけられることで望ましい生活リズムが定着する。そこで本研究では、子どもが規則正しい生活リズムを身に付けるための一方法として、保育園での午睡後の遊びに着目し、子どもたちが具体的にどんな遊びをどこで行っているのか調査した。その結果、午睡後に体を動かす遊び(運動遊び)を積極的に取り入れ実践している園が少なかった。したがって、午睡後の時間を有効活用し、体を動かす遊びが自然にできるような環境設定を図ることで、子どもの遊びがより充実し、そのことがきっかけとなり、降園後の食事や睡眠にも良い影響を与え、健全な生活リズムの形成にも結び付いていくものと考える。今回は調査結果をもとに、具体的な活動内容・方法と関連させて報告する。

収録刊行物

  • 東北女子短期大学紀要

    東北女子短期大学紀要 (57), 16-21, 2019-02-08

    東北女子短期大学 研究活動推進委員会(紀要・年報部会)

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