Recognition of Nurses and Caregivers about “Ending-note”

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  • 看護師・介護士におけるエンディングノートの認識
  • カンゴシ カイゴシ ニ オケル エンディングノート ノ ニンシキ

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Abstract

本研究の目的は看護師と介護士がエンディングノートをどのように認識しているかを捉えることである。看護師・介護士を対象とし機縁法で対象者を募集した。看護師・介護士99名に研究説明書、同意項目付きの無記名の質問紙を配布し、その場もしくは後日回収ボックスで回収した。86名の回答(有効回答率86.9%)を看護師と介護士に分けて分析した。本研究は大阪大学臨床研究審査委員会の審査を受け承認された。調査の結果、7名を除く79名(91.8%)がエンディングノートという名前を聞いたことがあったが、エンディングノートを見たことがある人は22名、実際に書いたことがある人は3名のみであった。エンディングノートを書くことを患者に勧めたいと考えていたのは、エンディングノートを書くことで、自分自身の老後や死後への不安が軽減されるという考えと、葬儀や遺産の対応に困らず、親族の役に立つという考えであった。対象者の多くがエンディングノートの内容、意義を知っており患者にも勧めたいと考えるものの、実際に書いた人は少数であり、患者のケアに活用されていない実態が明らかになった。

Journal

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 25 (1), 46-53, 2019-03-31

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

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