サクライソウ集団における近交弱勢による種子結実率の低下 Seed abortion due to inbreeding depression in the threatened saprophytic Petrosavia sakuraii (Petrosaviaceae)

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Abstract

サクライソウはサクライソウ科に属する小型の菌従属性植物である。この種は国内では数集団が現存するのみで,絶滅が危惧されている。本研究では,サクライソウの保全を考えるうえで,集団の存続に影響を及ぼすと考えられる近交弱勢を推定することを目的とし,岐阜県高山市のサクライソウの1集団において,人工交配実験を行い,近交弱勢による種子結実率の低下について調べた。自家交配を行った花では,他家交配を行った花よりも結実率が大きく低下した。これらのデータをもとに計算される,種子結実段階の近交弱勢はおおよそ0.4となった。近交弱勢は種子形成後にも現れると考えられるので,世代を通しての近交弱勢はさらに大きなものとなる可能性がある。

Journal

  • 植物地理・分類研究

    植物地理・分類研究 59(1), 47-50, 2011-12

    植物地理・分類学会 = The Society for the Study of Phytogeography and Taxonomy

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120006580646
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00307805
  • Text Lang
    ENG
  • Article Type
    journal article
  • ISSN
    0388-6212
  • NDL Article ID
    023464586
  • NDL Call No.
    Z18-750
  • Data Source
    NDL  IR 
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