バルネラビリティ概念の考察─ソーシャルワーカーの実践への示唆─
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on the Concept of vulnerability ─ Suggestion for social workers' practice
抄録
本稿はバルネラビリティの概念についてレビューし,ソーシャルワークに必要な視座について示唆を得ようとするものである。 福祉ニーズの多様化・複雑化,高齢化による人口減少が顕在化している近年の日本では,契約モデルによるケアの限界が指摘されている。それに代わるものとして,バルネラブル・モデルによるケアが必要であるとされている。バルネラビリティは身体的にも精神的にもすべての人にある性質であり,それを補うために社会が形成される。しかし,人が作る社会は不完全なものであるため,バルネラブルな立場に置かれる人が,必然的に存在してしまう。それ故に,バルネラブルな立場に置かれる人のケアは社会の責任であると言える。ソーシャルワーカーはこの視座に立つことが必要であり,そのような実践が人々のつながりを育むと思われる。論文
収録刊行物
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- 札幌学院大学人文学会紀要 = Journal of the Society of Humanities
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札幌学院大学人文学会紀要 = Journal of the Society of Humanities (105), 73-83, 2019-02-25
札幌学院大学総合研究所 = Research Institute of Sapporo Gakuin University
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1570291227864503168
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- NII論文ID
- 120006583651
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- ISSN
- 09163166
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10742/00003169
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles