道央・道北・道東の3採種園から得られたトドマツ間伐木の材質

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抄録

1956年に定められた国有林の「林木育種事業指針」に基づいて、精英樹選抜育種が実施され、全国に優良種子生産を目的とした数多くの採種園が造成されている。前報では、道南・発足採種園のトドマツ間伐木(11クローン、110個体)を用いて、材質を調べた結果を報告したが、今回はその数を増やして、トドマツの適地といわれている道央・道北・道東の3採種園で実行された間伐のクローンを用いて同様の試験を行った。これらの試料は、若齢木のうえ、施肥・薬剤散布等が積極的に実施されているため、一般の造林木とは異なる。しかし、遺伝的に同一と考えられる多数のクローンを材料として、その材質を比較ずることにより、クローン間、産地間の材質の相違や、生育環境の違いによる材質の相違、あるいは種々の材質間の相関等有効な情報をうることができる。本研究は、林木育種センターの片寄髞氏と共同で、北大演習林研究報告に投稿しているが、ここではその概略を説明したい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050845763987788800
  • NII論文ID
    120006585833
  • NII書誌ID
    AN10102092
  • HANDLE
    2115/73179
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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