段差回避場面の視認体験が姿勢制御反応に与える影響─若齢者と高齢者における眼球運動解析と重心動揺解析の比較─  [in Japanese] The effects of visual experience of avoiding a step difference on posture control─Comparison of eye movement and center of gravity sway between young and elderly─  [in Japanese]

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Abstract

本研究では,段差回避場面の視認体験が姿勢制御反応に与える影響を定量的に評価することを目的に,映像課題を視聴する際の眼球運動,重心動揺の解析を行った.映像課題はウェアラブルカメラで撮影した直進歩行映像と段差回避映像の2 種類とし,健常な若齢者10 名と高齢者14 名を対象に静的立位姿勢で計測した.映像は2 回視聴し,段差回避映像ではシーン全体における段差に対する注視停留時間を,2 種類の映像ではシーン全体と段差の登場する1 秒カットにおける重心動揺軌跡長を分析し,両者の値を比較した.その結果,若齢者に比べて高齢者では,流動的映像内の段差に対して注視停留時間が延長する傾向にあり,段差回避場面の映像に対して重心動揺(特に前後方向)が有意に小さかった.若齢者と高齢者とでは,環境情報を獲得する視線行動の特性,視対象を感知するタイミングや感知後の姿勢制御反応の大きさに違いがあったことが考えられた.静的立位姿勢において転倒回避の視認体験を利用した課題が,姿勢制御反応に影響を促すことに有用であることが示唆された.

Journal

  • 国際医療福祉大学学会誌 = Journal of the International University of Health and Welfare

    国際医療福祉大学学会誌 = Journal of the International University of Health and Welfare 24(1), 19-26, 2019-03-31

    国際医療福祉大学学会

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120006600927
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA12537130
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • ISSN
    2186-3652
  • Data Source
    IR 
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