<実践報告>PBLを評価する改良版トリプルジャンプにおける「学習としての評価」の要因

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タイトル別名
  • <Educational Practice Reports>Factors for "Assessment as Learning" in Modified Triple Jump as Performance Assessment of PBL
  • PBLを評価する改良版トリプルジャンプにおける「学習としての評価」の要因
  • PBL オ ヒョウカ スル カイリョウバン トリプルジャンプ ニ オケル 「 ガクシュウ ト シテ ノ ヒョウカ 」 ノ ヨウイン

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抄録

アクティブラーニングにおけるパフォーマンス評価は、相当な時間と労力が必要とされ、教員を評価疲れに陥らせるのではないかと危惧されている。しかし、評価を受けること自体が学生の学習になり、成長につながれば、教員は評価を大変でもやりがいのあるものと認識するであろう。そこで、本研究では、アクティブラーニングの代表的な手法であるPBLの評価方法として開発した改良版トリプルジャンプを実施し、それが「学習としての評価」として機能する要因について、学生からの意見をもとに検討した。対象は、改良版トリプルジャンプを3回にわたり経験した新潟大学歯学部学生64名である。各評価終了後に質問紙調査を実施し、記述内容のテキスト分析を行った。その結果、改良版トリプルジャンプは、学生に深い学びや省察を促しており、学生が遭遇しうる現実世界の課題、知識の活用を求める課題、明確な評価基準の学生への提示と学生の自己評価、学習の改善に向けた個別で継続した教員からのフィードバックにより、「学習としての評価」として機能していると推察された。

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