教育担当者が捉える新人訪問看護師がひとりで訪問できるために必要な実践能力とその影響要因

書誌事項

タイトル別名
  • Nurse educators’ perceptions of the practical competency required by new visiting nurses for home-care visits without assistance and factors influencing their perception formation
  • キョウイク タントウシャ ガ トラエル シンジン ホウモン カンゴシ ガ ヒトリ デ ホウモン デキル タメニ ヒツヨウ ナ ジッセン ノウリョク ト ソノ エイキョウ ヨウイン

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抄録

目的:訪問看護ステーションの教育担当者が捉える新人訪問看護師がひとりで訪問できるために必要な実践能力とその影響要因を検討することである。方法:同意の得られた中国・四国地方の訪問看護ステーションに勤務する教育担当者204人を対象に,無記名自記式質問紙調査を実施した。結果:回答数は158(77.5%)で,121(76.6%)を分析対象とした。教育担当者が,「かなりできる」必要があると捉えた割合が高かったのは,主に新人訪問看護師が訪問先まで安全に移動し,同僚に相談しながら一人で安全にケアを遂行するリスクマネジメントに関する実践能力であった。実践能力の捉え方に影響する要因は,教育体制ではクリニカルラダー,新人教育プログラムがあること,教育担当者の判断材料では新人教育マニュアル,スタッフの意見を参考にすること,利用者の受け持ちがチーム制であることであった。考察:新人訪問看護師が必要な実践能力を習得していくためには,教育担当者が必要な実践能力を理解し支援することが必要である。教育担当者の捉え方に教育プログラムやマニュアルが影響していたことから,これらの充実が支援の質の向上につながると考える。

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