精神保健看護におけるリカバリーモデルの構築と基礎づけ

• 林, 遠澤

書誌事項

タイトル別名

• セイシン　ホケン　カンゴ　ニ　オケル　リカバリーモデル　ノ　コウチク　ト　キソヅケ

抄録

本文は、まず「反精神医学」の批判を再考し、現在の精神保健看護学における患者自身の生活史の秩序を重視する「リカバリーモデル」の意義と限界について分析を行う。また、Peplauの「治療的人間関係論」を援用し、患者自身の相互ケアリングの回復を協力するために看護対策の目標を設定する。これらを踏まえ、ドイツの哲学者ハーバーマス(Jürgen Habermas)の「討議理論」がなぜ精神保健看護の人文学的基礎を構築するのに役立つのかを説明する。

収録刊行物

• 臨床哲学

  臨床哲学 20 19-31, 2019-03-31

  大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室

キーワード

• 精神保健看護
• リカバリーモデル
• 治療的人間関係論
• 反精神医学
• 討議理論
• mental health nursing
• recovery model
• therapeutic interpersonal relationship
• anti-psychiatry
• discourse theory

詳細情報

• CRID: 1050299693925524480
• NII論文ID: 120006630395
• NII書誌ID: AA11365007
• HANDLE: 11094/72064
• ISSN: 13499904
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • CiNii Articles