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- 藤實 久美子
- ノートルダム清心女子大学文学部 : 教授
書誌事項
- タイトル別名
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- The Historical Materials Study on Kyosai (Toiku Kawanabe)’s Ehon Taka Kagami ("Illustrated Mirror of Falconry")
- カワナベドウイク(ギョウサイ)『 エホン タカ カ ヽミ 』 ノ シリョウガクテキ コウサツ : ブンキュウ2ネン(1862)3ガツ ノ コウゴウズリ ノ ショウカイ オ カネテ
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抄録
河鍋洞郁(暁斎)『絵本鷹かゝみ』はその筆勢の美しさから人びとを魅了してきた。本論文の目的は、この板本『絵本鷹かゝみ』を史料学の立場から分析することにある。本論文ではまず暁斎の生涯を追う。ここでは幕臣の家および狩野派「御絵師」集団のなかの暁斎の位置に留意して述べる。つぎに『絵本鷹かゝみ』諸本の書誌を比較する。その結果、現在、広く利用される河鍋暁斎記念美術館発行の影印本と、早稲田大学図書館所蔵本は類似しており、ともに金花堂中村佐助版の後印本であるD 対して国立国会図書館所蔵本・もりおか歴史文化館所蔵本は初印本(明治12年6月出版)であるとの結論を導く。第3に、「文久或年壬戊三月十六日改之」と墨書がある校合摺「鷹鏡」(早稲田大学図書館所蔵)を紹介し、この時期に『絵本鷹かゝみ』初編の出版準備が進められていたことを明らかにする。第4に、板元である金花堂須原屋(中村)佐助に関する情報を整理する。第5に、江戸時代の出版手続きを確認して、そのなかでの校合摺の位置づけを行う。第6に、幕末の書籍統制と『絵本鷹かゝみ』出版の関係を素描する。最後に、明治中後期に松山堂藤井利八から出版された求板の後印本(スミソニアン協会フリーア美術館所蔵)を紹介する。
収録刊行物
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- 鷹・鷹場・環境研究
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鷹・鷹場・環境研究 3 1-24, 2019-03-22
九州大学基幹教育院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699750482432
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- NII論文ID
- 120006631820
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- NII書誌ID
- AA12779253
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- DOI
- 10.15017/2236356
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- HANDLE
- 2324/2236356
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- NDL書誌ID
- 029611184
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- ISSN
- 24328502
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可