〈個人研究〉メンタルヘルスリテラシー教育プログラムの実践 ：中学生に対する実践を通して

• 山合 洋人

• 早貸 千代子

• 菱山 玲子

• 北村 篤司

• 小塩 靖崇

• 佐々木 司

• YAMAAI Hiroto

• HAYAKASHI Chiyoko

書誌事項

タイトル別名

• 〈Personal research〉Report; The practice of Mental Health Literacy Education Program : through the Practice for Junior High School Students

抄録

成人の精神疾患全罹患者のうち50％は思春期で発症するといわれている1）．しかしながら，現行の教育課程では精神疾患とその対処に関する正しい知識を学ぶ機会がないために，本人も周囲も不調になったことに気付きにくく，本格的な病気の進行・長期化といった状態を招いている可能性が高い．そこで，中学生を対象に心の不調や病気の予防・早期発見・早期対応の正しい知識と対処法（＝メンタルヘルスリテラシー．以下，MHL）に関する教育プログラムを実践し，その教育的効果について検討した．MHL 教育プログラム実施前後の自記式質問紙調査で「精神疾患と対処の知識」「援助希求行動及び援助行動の認識・意思」「心の不調時における相談先」のそれぞれにおいて数値の向上・改善が示され，教育的効果が認められた．

収録刊行物

• 筑波大学附属駒場論集

  筑波大学附属駒場論集 (58), 130-138, 2019-03

  筑波大学附属駒場中・高等学校研究部

キーワード

• 思春期（中学生）
• メンタルヘルスリテラシー
• 援助希求行動及び援助行動の認識・意思

詳細情報

• CRID: 1572543027664843776
• NII論文ID: 120006632933
• NII書誌ID: AA11931228
• ISSN: 13470817
• Web Site: http://hdl.handle.net/2241/00155621
• Web Site: https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/records/50167
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles