日本最初の洋式高炉に挑んだ薩摩藩と近代化への寄与

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  • ニホン サイショ ノ ヨウシキ コウロ ニ イドンダ サツマハン ト キンダイカ エ ノ キヨ

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抄録

昨年登録された世界遺産は、2005年に鹿児島県が提案し、九州地方知事会が連合して登録準備をした「九州・山口の近代化産業遺産群-非西洋世界における近代化の先駆け-」が基である。幕末期に薩摩藩主島津斉彬が推進した「集成館事業」において、日本最初の洋式高炉構築に挑んだ。その高炉は薩英戦争の戦禍により破壊され、永く文献で知るのみであった。近年、その実態を明らかにすべく、発掘調査など理工学的方法により検証がなされた。その経過を述べる。

収録刊行物

  • 金属

    金属 86 (4), 11-18, 2016

    アグネ技術センター

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