早産児マウス敗血症モデルの作成

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抄録

新生児敗血症は、全身性の細菌感染と続発する多臓器不全を本態とし、とくに宿主防御機構が未熟な早産児においては致死率が高い。われわれは、早産児敗血症の病態解明および新規治療法開発を目指し、CecalSlurry (CS)法を用いた早産児マウス敗血症モデルを作成した。さらに、同モデルにおけるヘムオキシゲナーゼー1誘導の保護効果を検討し、結果を第31回日本Shock学会で報告した。本稿では、手術を要さず低侵襲であり、高い実験再現性が期待できるCS法を用いた敗血症モデルマウス作成の実際について、われわれが確立した早産児マウス敗血症モデルを用いて概説する。

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