カナリア・フリップフロップを利用する省電力マイクロプロセッサの評価

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タイトル別名
  • A Simulation Study of Energy-Efficient Microprocessors Using Canary FFs

抄録

半導体技術の微細化が進展するにつれて、従来行われて来た最悪ケースを想定したLSI設計は困難になると予測されている.何故なら、そのために必要な設計マージンを十分に確保出来ないからである.設計者が最悪ケースに煩わされること無く,典型的ケースに注力可能な設計手法が求められている.そのような典型的ケース指向設計を実現するために,我々はカナリア方式を検討している.加算器において約30%の消費電力を削減できる可能性をゲートレベルシミュレーションにより確認しているが,マイクロプロセッサ全体での効果は未だ不明である.本稿で我々は,カナリアFFがマイクロプロセッサの省電力化に有効であるかどうかを評価する.シミュレーションにより平均で約9%のエネルギー削減を確認している.

第5回先進的計算基盤システムシンポジウム SACSIS 2007 : 2007年5月23日(水)~25日(金): 東京

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  • CRID
    1050298532703138304
  • NII論文ID
    120006655391
  • HANDLE
    2324/6379
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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