子どもの「ことば」にみる音の響きと身体性
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Abstract
type:Article
奈良女子大学心理臨床研究 第4号 第1部 研究論文
子どもにとって遊ぶことが自然な表現手段であることからプレイセラピーがおこなわれているが、言葉によるかかわり合いがない訳ではない。言葉によって他者や社会とのつながりを得ると同時に前言語レベルでの総括的体験を粉砕する両刃の特性を理解したうえで、子ども特有の「ことば」に注目した。言葉の秩序にとらわれない子どもが創り出す「ことば」からは、移行対象・移行現象の性質をもつこと、音の響きが生気情報の動きを表すことなどが見いだされ、主観的な体験の全体性を保持しながら、外的な他者とのつながりも可能にしていることが考察された。また、意味内容の理解ではなく、音感性から言葉をとらえることは、今、ここで生じている体験を感じ取ることであり、子どもの「ことば」を聞くセラピストのあり方も示唆された。
Journal
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- 奈良女子大学心理臨床研究
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奈良女子大学心理臨床研究 4 9-16, 2017-03-31
奈良女子大学臨床心理相談センター
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050845763350635136
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- NII Article ID
- 120006708448
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- NII Book ID
- AA12714928
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10935/5309
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN