大学生のもつ算数・数学の学習観に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Research on University Students’ Consideration of Learning of Arithmetic and Mathematics
  • ダイガクセイ ノ モツ サンスウ スウガク ノ ガクシュウカン ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

大学生1年生5名を対象として面接調査を実施し、小学校・中学校・高等学校における算数及び数学の学習観に影響を与える要因について明らかにし、算数・数学科の授業のあり方について考察した。質的分析を行った結果、8つのカテゴリーと33のサブカテゴリーが抽出された。 【学習内容】、【子どもの特性】、【教師の特性】の3つのカテゴリーは「状況(条件)」とみなされ、これらが【授業のあり方】や【つまずきへの対応】の「行為/相互行為」に影響を与え、その「帰結」として【結果】、【自己評価】、【算数・数学の学習観】が生じる。重要なカテゴリーは、【授業のあり方】と【つまずきへの対応】である。子どもの実態に応じた適切なものとなっていない場合、積み上げ教科としての教科の特性と関連して、次の算数・数学の学習にも悪影響を及ぼすことが明らかになった。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ