ヘイトスピーチと"カジュアルヘイト"に関する心理学的アプローチ : 社会の中に埋め込まれている無頓着な差別的言動  [in Japanese] A psychological approach to the problem of hate speech and "casual hate" : Unconscious discriminatory behavior embedded in society  [in Japanese]

Access this Article

Search this Article

Author(s)

Abstract

問題なのは過激な言動を伴うヘイトスピーチの底流にあるカジュアルヘイトである。もっともこの言葉は学術的に定義されているわけではない。もともとヘイトスピーチを批判し、路上や言論市場でたたかってきた野間易通(C.R.A.C. )や中野晃一(上智大学)らによって、ネット媒体等で使用されている造語である。(図1.参照)渡辺雅之や安田浩一らも2014年頃から、反差別イベントにおける講演・講座でカジュアルヘイトという言葉を使用し、日常の中に潜む差別問題を指摘している。同じ含意のものとしてマイクロアグレションがあるが、これはヘイトスピーチに限定されるものではなく、ジェンダーバイアスなど差別問題に対する構造的かつ包括的な概念で使用されている。そのため、本論においてはヘイトスピーチの問題性を明らかにするために、カジュアルヘイトという概念を用いることにする。カジュアルヘイトとはどのようなものか、その実例を示しながら、どのような問題が潜んでいるかを明らかにするのが本稿の目的である。

Journal

  • 教育学研究紀要

    教育学研究紀要 (9), 33-47, 2018-09

    大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120006719466
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA12465845
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    1884-9202
  • NDL Article ID
    029292050
  • NDL Call No.
    Z72-B681
  • Data Source
    NDL  IR 
Page Top