イギリスから見た日本の「国家総動員」準備 : 一九一八~一九三七

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • British intelligence and perception of Japan's industrial mobilization, 1918-1937
  • イギリス カラ ミタ ニホン ノ コッカ ソウドウイン ジュンビ : 1918 1937
  • イギリス カラ ミタ ニホン ノ 「 コッカ ソウドウイン 」 ジュンビ : イチキュウイチハチ~イチキュウサンナナ
  • イギリスから見た日本の国家総動員準備 : 1918~1937

この論文をさがす

抄録

本稿は、イギリスが日本の産業動員準備をどのように見ていたかをイギリス公文書館の文書を用いて明らかにした。イギリスは世界各国が総力戦に向けた産業動員のための組織づくりを始めていることに着目した。なかでも日本は世界の中でも先んじた国として認識していた。とりわけ1927年に成立した資源局を日本のCIDと評価するなど、日本の国家総動員準備を軍国主義の萌芽と見るどころか、本国との類似点に着目していた。もっとも、日本の準備はイギリスの脅威とはならないと判断していたし、それをもって日本が戦争を企図しているとは少なくとも1937年までは考えていなかった。

収録刊行物

  • 同志社法學

    同志社法學 69 (7), 2621-2647, 2018-02-28

    同志社法學會

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ