教員による「語り継ぎ」のジレンマに関する研究-事件・事故・災害の未体験教員と「環状島」をモデルとして-

書誌事項

タイトル別名
  • Research on the dilemma of “talking” by teachers. -As model of an unexperienced teachers in incidents, accidents, and disasters and “ring island”-
  • キョウイン ニ ヨル 「 カタリツギ 」 ノ ジレンマ ニ カンスル ケンキュウ : ジケン ・ ジコ ・ サイガイ ノ ミタイケン キョウイン ト 「 カンジョウトウ 」 オ モデル ト シテ

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抄録

本研究では、被災体験のない、あるいは学校教育現場に関連した事件について、「事件を知らない」教員が「語り継ぎ」の責務を負った時、そのジレンマについて明らかにすることを目的としてきた。その中で、「語り継ぎ」のジレンマは、環状島のポイントとインタビューによって明らかになった。また、それぞれのモデルが、外海(傍観者)から外斜面に登り始めるきっかけは、その当事者の近くに行くという、ある意味で運命的な事象が働いたことがわかった。そして、そのジレンマを乗り越えるきっかけとして、立場の変化や他者からの評価が強く働いたことがわかった。

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