新教育課程における中学校・選択教科の運営課題 [in Japanese] Problems on Management of Selective Subjects and a New Curriculum in Junior High School [in Japanese]
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中学校の新学習指導要領が平成10年12月に告示され,平成14年度から新教育課程が実施されることになった。新教育課程において選択教科は量的拡大が図られただけではなく,「総合的な学習の時間」の導入に伴う質的変容がみられるのであり,その取扱いが教育課程運営上の大きな課題となっている。各中学校においては,現在,新教育課程への移行期に入っており,新学習指導要領における選択教科の規定の教員間の周知と選択教科としての「課題学習」「補充的な学習」「発展的な学習」の指導の在り方の検討が急務の課題となっている。教育課程運営にあたっては,「各教科の基礎・基本の獲得」及び「生徒の個性の発見」を重視する視点を基本として持ち,その上で,必修教科,選択教科,総合的な学習における「学び」の差異,選択教科の特性に基づく「群」ないしは「系」の設定,選択教科で取り上げる領域ないしは課題の種類,選択教科における評価の在り方等について幅広く考察し具体化する必要がある。
Journal
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- Proceedings of the Society of the Kobe Women's Junior College
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Proceedings of the Society of the Kobe Women's Junior College 46, 1-23, 2001-03-01
神戸女子短期大学学会