家庭での幼児の発話の修辞機能 : 脱文脈化の観点からの検討

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  • Rhetorical Function of Children's Speech at Home : Examination from the Viewpoint of De-contextualization

抄録

National Institute for Japanese Language and Linguistics / Kanagawa University

National Institute for Japanese Language and Linguistics

会議名: 言語資源活用ワークショップ2019, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2019年9月2日−4日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター

本研究は、幼児の言語コミュニケーションに関して、脱文脈化の観点から検討するものである。ここで脱文脈化とは、コミュニケーションが行われている時空と、その発話内容との、時間的・空間的距離の程度のことをさす。本発表では、国立国語研究所の共同研究プロジェクト「大規模日常会話コーパスに基づく話し言葉の多角的研究」において現在構築中の「日本語日常会話コーパス」モニター公開版データの中から、幼児と両親の自宅での食事場面での会話を分析の対象とし、幼児の発話について言語表現から修辞機能を特定し、親とのやりとりで幼児がどのように発話を展開させるか、脱文脈化の観点からの検討を行った。その結果、食事場面であるため、食事の話題や食卓に置いてあるものについての脱文脈化程度の低い修辞機能が多く使われるが、両親の発話をきっかけとして幼児も脱文脈化程度の高い修辞機能を使用していることがあきらかになった。

source:https://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/lrw2019.html

identifier:国立国語研究所 / 神奈川大学

identifier:国立国語研究所

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