『日本語日常会話コーパス』モニター公開版:研究の可能性

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タイトル別名
  • Perspectives for Research Using the monitor version of the Corpus of Everyday Japanese Conversation

抄録

National Institute for Japanese Language and Linguistics

会議名: 言語資源活用ワークショップ2019, 開催地: 国立国語研究所, 会期: 2019年9月2日−4日, 主催: 国立国語研究所 コーパス開発センター

本発表では『日本語日常会話コーパス』(CEJC)モニター公開版を用いることでどのような研究の可能性が開けるかを、コーパスを用いた予備的分析を通して具体的に示す。プロジェクトの開始時点では、国語研究所コーパス開発センターが提供するコーパスは書き言葉に集中しており、話し言葉については独話を主対象とする『日本語話し言葉コーパス』のみであった。日常会話を対象とするCEJCのモニター公開により、書き言葉・話し言葉を含む多様なレジスターを対象に、言葉の使用傾向を多角的に捉えることができるようになった。このことを、並列節を導く接続助詞や縮約の分析を通して具体的に示す。またCEJCが多様な話者・多様な会話を収録していることによって、話者の年齢、場面、聞き手との関係性などが言葉の選択に与える影響の分析が可能となった。この点を丁寧体・普通体の分析を通して示す。

source:https://pj.ninjal.ac.jp/corpus_center/lrw2019.html

identifier:国立国語研究所

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