教職課程への動機づけが教育実習後の教師効力感・教師アイデンティティにおよぼす影響

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タイトル別名
  • Effects of motivation toward teacher-training course on teacher-efficacy and teacher-identity after teaching practice
  • キョウショク カテイ エノ ドウキズケ ガ キョウイク ジッシュウゴ ノ キョウシ コウリョクカン キョウシ アイデンティティ ニ オヨボス エイキョウ
  • 教職課程への動機づけが教育実習後の教師効力感教師アイデンティティにおよぼす影響

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抄録

総合大学の教職課程が教員として必要な資質能力を学生に身につけさせ、教職志望の優秀な人材を育成するためには、教職課程の改善・充実に向けた取り組みが必要である。そこで、本研究では、教職課程への動機づけ要因が、教育実習の経験をとおして教師効力感や教師アイデンティティの発達におよぼす影響を検討した。4年制総合大学において教職課程を履修している442名を対象に調査を実施し、尺度構成を行った後、93名を対象に教育実習前後の変化について分析した。重回帰分析の結果、教職の社会的価値や子どもそのものに目を向けて教職を志望している学生は、教育実習を通して教師としての効力感やアイデンティティを発達させる傾向があった。一方、内発的に動機づけられて教職課程に取り組んでいたとしても、教育実習の経験が教職という職業選択を躊躇させる可能性があることが示唆された。

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