研究ノート 1930年代後期の農村季節託児所における保健婦の役割 : 川島瓢太郎『農村保健婦』(山雅房発行, 1924年9月)を手がかりに

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抄録

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本稿は,農村季節託児所 (註1) が飛躍的に発展した1930年代後期の農村保健婦の実態と役割について,川島瓢太郎『農村保健婦』の記述を手がかりに考察するものである。仕事の性格上,農村や農民生活に「外部者」として最も深く関わることとなった保健婦の仕事と活動の実態を,「共同託児」に焦点を当てつつ,同書から読み取りたい。それによって,この時期の農村における季節託児所の意味と機能,季節託児所の設立・運営面で保健婦が果たした役割について,示唆を得たいと考える。

収録刊行物

  • 暁星論叢

    暁星論叢 41 21-35, 1997-12

    新潟中央短期大学

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