学修履歴を中心にしたOPPAによる実践的力量形成 : 山梨大学教職大学院の事例

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抄録

教職大学院の目的は教師としての実践的力量形成にある。まず、実践的力量形成の課題を、学修の変容と成長の把握、指導と評価の一体化、自己評価能力の育成の三点に絞って明確にした。それを踏まえて本教職大学院で実践的力量形成のために用いられているOPPA(One Page Portfolio Assessment:一枚ポートフォリオ評価法)の概要を考察した。また、その中で行われる三種類の評価、ポートフォリオ評価、パフォーマンス評価、自己評価について検討するとともにOPPAの基本的コンセプトについて詳述した。また、学修者のメタ認知の能力を高める思考や認知過程の内化・内省・外化とOPPAの関わりについても検討を加えた。最後に本教職大学院で用いられている三種類のOPPA、二年間を通して用いる形式、全授業科目の中で用いる形式、教育実習の中で用いる形式の具体的実践事例を示すとともに考察を加えた。

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