柚子の棘刺傷を契機として後脛骨筋腱に慢性腱鞘滑膜炎をきたした1例
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抄録
柚子の棘刺傷後,後脛骨筋腱に腱鞘滑膜炎を発症した1例を経験した.症例は11歳男児で柚子棘の刺傷後に,左足関節周囲に腫脹が続き,近医で異物除去術を受けたが棘は無く経過観察となった.その後も軽度の疼痛と運動時の腫脹増悪が治癒せず,受傷後4週で当院初診となった.単純X線,Computed Tonography(CT)像で後脛骨筋腱に腫脹および付着部付近に不透過陰影を認め,遺残棘摘出術を実施し,症状は速やかに軽快した.棘刺傷後に,腫脹が続く際は棘の遺残の可能性を考慮する必要がある.
収録刊行物
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- 静岡赤十字病院研究報
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静岡赤十字病院研究報 39 (1), 61-63, 2019-12-01
静岡赤十字病院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050002213033973120
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- NII論文ID
- 120006812512
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- NII書誌ID
- AN10167098
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- ISSN
- 09119833
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles