中学2年生におけるアクティブ・リーディングの試み : 速読・多読から「話す」「書く」活動へ

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抄録

新学習指導要領の中で, 「主体的・対話的で深い学び」の視点から学習過程の改善が求められている。本研究では, 中学校における速読・多読活動を, アクティブ・リーディングとして再構築することを試みた。2019 年1 月から12 月まで, 鳴門教育大学附属中学校2 年生の授業において, 速読・多読活動に「書く」「話す」活動を加えていった。被験者は中学1 年時より速読・多読を継続しており, その成長に伴いより深い学びを求めるようになった。そこで, 速読した教材を使用し,グループで役割分担をして「読む」活動から「書く」活動へと移行させ, それをグループで「話す」( 発表, やりとり) 活動へと発展させた。その結果, 読みの速度が有意に上昇したことに加え, 生徒は, 「読む」「書く」「話す」ことを肯定的に捉え, それらの技能が上がったと感じていた。

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