鈴木商店と神戸高商 : 『学校一覧』による卒業生の就業実態 Suzuki-Shoten and Kobe College of Commerce : Analysis of Actual Employment Situation by Gakko Ichiran

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抄録

昭和初年の大恐慌期に経営破綻した鈴木商店に対する関心は現在でも高い。しかし一次資料が散逸した影響は大きく, 経営組織は不明な部分が多々残されている。そこで本稿では同社に就職した神戸高商(神戸高等商業学校) の卒業生約160名(他の商社を合わせると約440名)のパネル・データを『学校一覧』から作成すると共に, その就業実態を他社と比較しながら分析した。その結果, 鈴木商店の人員規模は大正9 年頃にピークを迎え, 従業員数は約千人で三菱商事とほぼ同規模であったと推測されるほか, 同社に在職した神戸高商卒業生の過半が海外勤務を経験し,その大部分は赴任した特定の支店や出張所に定着していた。また経営破綻で失職した卒業生たちの約4 割は鈴木商店の関係企業に再就職し, 全体でも半数近くは新しい就職先で10年以上にわたって長期勤続した状況が明らかになった。

収録刊行物

  • 国民経済雑誌 = Journal of economics & business administration

    国民経済雑誌 = Journal of economics & business administration 219(3), 61-76, 2019-03

    神戸大学経済経営学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120006823965
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00090962
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    0387-3129
  • NDL 記事登録ID
    029618732
  • NDL 請求記号
    Z3-260
  • データ提供元
    NDL  IR 
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