The Accreditation System for Each Discipline in China and Future Issues: An Implication to Japanese Universities

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  • 中国の専攻別評価システムとその課題についての研究 : 日本への示唆
  • チュウゴク ノ センコウ ベツ ヒョウカ システム ト ソノ カダイ ニ ツイテ ノ ケンキュウ : ニホン エ ノ シサ

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Abstract

高等教育の評価システムは大学質保証システムのもっとも重要な一環である。そして大学評価システムの改善は大学人材育成の質を高める手段の一つでもある。中国においては大学の規模が拡大している一方、大学の専攻の数も一層増大している。2017 年のデータから判断すると、全国には 92 種の専攻類と 587 種の専攻があり、1243 校の本科大学に対して 56000 を超える専攻学位授与点がある。この数年間、中国政府は専攻教育と地域の経済発展との連携について強く強調しているため、専攻を削減するなどの対策もとっている。専攻別評価は大学質保証制度の一環であるため、その役割が重視され、評価の結果が専攻調整に根拠を提供している。自由主義国家である日本の内部質保証システムと、社会主義国家である中国の内部質保証システムとでは大きな違いがあることはもちろんである。日本ではあくまでも第三者評価機関が行うという「ボトムアップ」の建前があるが、中国では省政府、中央政府が行う「トップダウン」の仕組みになっている。それゆえに中国では、評価の結果いかんでは不採算な専攻の閉鎖・縮小等につながる。ただ、共通する点としては、果てしなく細分化していく可能性を秘めている。

Journal

  • 大學教育研究

    大學教育研究 28 1-9, 2020-03

    神戸大学大学教育推進機構

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