キリスト教徒とムデハル : 中世ポルトガル社会における認識と権力

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タイトル別名
  • Maria Filomena Lopez de Barros (Universidade de Évora, Portugal), "Christians and Mudejars: perceptions and power in medieval Portuguese society", Imago Temporis. Medium Aevum, V(2011), pp.135-147
  • キリストキョウト ト ムデハル : チュウセイ ポルトガル シャカイ ニオケル ニンシキ ト ケンリョク

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抄録

本論文は、中世のポルトガル王国において、キリスト教国家の支配下に置かれたイスラーム教徒(ムデハル)を、彼らのアイデンティティの変化を中心に論じたものである。まず、キリスト教国家による征服を通じた、彼らの呼称(他称・自称)の変化が論じられる。次いで、それに伴う15世紀まで彼らの自己認識の変化が分析される。その上で、イベリア半島の外のイスラーム教徒の彼らに対する認識と、本人たちの認識が比較され、最後にポルトガル王権とムデハルの関係が論じられて議論が締めくくられている。

収録刊行物

  • 人文學

    人文學 (204), 120-99, 2019-11-15

    同志社大学人文学会

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