研究報告 看護系大学のホームページにみるB型肝炎ウイルス予防接種に関する情報公開の現状

書誌事項

タイトル別名
  • Current status of information disclosure on hepatitis B virus vaccination on the homepage of nursing university

抄録

インターネット上の大学ホームページ内に看護系学部の情報を公開していることが確認できた269校を対象に、①HBV抗体検査の実施の有無と費用負担者、②B型肝炎ワクチン接種の実施の有無と費用負担者、③ホームページ掲載個所、について調査した。 1.HBV抗体検査は、実施が確認できたのが全体で81件(30.1%)、記載なしが188件(69.9%)であった。費用負担者は、大学負担が全体の3件(1.1%)、学生負担が11件(4.1%)、各自推奨が1件(0.4%)、記載なしが254件(94.4%)であった。 2.B型肝炎ワクチン接種は、実施が確認できたのは全体の57件 (21.2%)、各自推奨が1件(0.4%) 、 記載なしが211件(78.4%)であった。費用負担者は、大学負担が全体の9件(3.3%)、学生負担が40件(14.9%)、記載なしが220件(81.8%)であった。 3.各大学ホームページにおいてB型肝炎ワクチン接種に関する情報の掲載個所は、「感染予防対策」「健康管理」に加えて「校納金」「入学後にかかる費用情報」であり、看護学教育上の必要性とのみならず、保護者に対する費用説明の意味合いが強いと考える。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ