授業づくりをめぐる韓国の教師調査に基づく研究

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  • ジュギョウズクリ オ メグル カンコク ノ キョウシ チョウサ ニ モトズク ケンキュウ
  • A Study on Lesson Construction based on Interview with Korean Teachers

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type:原著

本研究は、形成すべき力量と教育内容との関連をどのように意識して授業づくりが行われているかに関する研究の一貫に位置付くものである。日本よりもわずかに早く21世紀的なコンピテンシーあるいはリテラシー教育の方向を実施し始めた韓国における授業づくりについて、三人の教師の経験をインタビューを通じて把握しようとする試みである。なお研究は緒に就いたばかりであり、考察から導かれる結論は暫定的なものとなる。とはいえコンピテンシーベースの教育への転換が授業方法の形骸化の危険を一方にもたらしているが、これを回避するには、教科内容研究との接合ならびに教師の教育実践における自由・裁量の問題が鍵となることは確実である。そして、韓国教師調査を通じて未解明な点の多い諸能力の形成に関する研究の手がかりとしたい。

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