データペーパー:カラマツ豊作年に二段階の強度で地掻きした皆伐跡地でのカラマツ実生の発生と4年間の生存数

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  • Data paper: Germination and the survival for 4 years of Japanese larch (Larix kaempferi) seedlings in open sites with two levels of soil scarification conducted on a larch mast year

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抄録

九州大学北海道演習林において2011 年に起こったカラマツの結実豊作時に,土壌表層を残す場合とA 層以上を除去する場合の強度の異なる地掻き処理を行い,カラマツ実生の発生数およびその後4年間の生残数を追跡したデータを報告する。北海道地方においては,地掻き地拵えによるカラマツの天然下種更新施業が行われてきたが,その後の更新状況は道内の複数の林分において一様ではなく,カラマツ林として成林している割合は高くない。この林分の更新過程と関係要因を明らかにするには,地掻き強度や種子供給量の初期条件が明確かつ比較可能な試験地を用いて,継続的な観測を行い,検証する必要がある。本データは,これらの条件が明らかな試験地における初期の推移についての情報となる。

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