生活支援技術の教授方法について:学生の介護実習体験と授業評価からの再検討

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タイトル別名
  • Teaching Methods of the Techniques of Livelihood Support : Reconsidering the Methods of Students'Care Practicum and Class Evaluation
  • セイカツ シエン ギジュツ ノ キョウジュ ホウホウ ニ ツイテ : ガクセイ ノ カイゴジッシュウ タイケン ト ジュギョウ ヒョウカ カラ ノ サイケントウ

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抄録

2019年度より4年課程大学等から、介護福祉士養成課程の新カリキュラムが順次導入されている。新カリキュラムには「領域の目的」「科目の教育内容のねらい」「教育に含むべき事項」「留意点」を踏まえ、「教育内容例」も示された。 本研究では、新カリキュラムのねらいに沿い、専門職養成で重要な介護実習と関連する生活支援技術の教授方法の再検討のため、多様な施設種別を体験的・導入的に学ぶ「実習Ⅰ」で、どのような生活支援技術の体験をしたのか、授業「生活支援技術」の授業評価と併せ探索的な調査を行った。 介護福祉士養成施設(2年課程)Z校の第1学年11名に対し、「実習Ⅰ」での生活支援技術の体験回数を聴き、さらに科目「生活支援技術」でどのような授業があると良いかフォーカス・グループ・インタビューを実施した。 その結果、実習Ⅰ時期と履修した生活支援技術の授業内容を比較すると、「未学習のまま」実習体験する領域(排泄、食事等)があること。実習指導者から、説明、実践方法の見本、付添い指導を受けるも、「不安をかかえながら」の体験という課題と、未学習部分に関する座学、演習への学習の要望がインタビュー結果に顕れた。 生活支援技術の教授方法について、実習Ⅰ開始時期を踏まえた生活支援技術全般の授業内容と実習指導者との連携強化について再検討を要する。

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