時計遺伝子がカブトムシの角の長さなどの形質形成にどれほど影響を与えるか
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- 加藤, 祐基
- 東大寺学園高等学校
書誌事項
- タイトル別名
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- <論文・報告>How clock genes affect the horn length in the Japanese rhinoceros beetle, Trypoxylus dichotomus?
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抄録
最近の研究で, 概日リズムにはさまざまな機能があることが分かってきた. 本研究では, 時計遺伝子[timeless (tim)およびcryptochrome2 (cry2)]のcDNAをクローニングし, RNA干渉を利用して, カブトムシの角の長さなどの形質形成における時計遺伝子の役割を調べた. カブトムシの時計遺伝子(tim およびcry2)の発現パターンを調べることで, 体内時計の存在の有無を検証した. 定量PCR分析で, 明らかな発現量のリズムが示されなかったため, 時計遺伝子(tim, cry2)がカブトムシの概日リズムを制御しているという決定的な証拠を得ることができなかった. また, 定量PCR分析により, tim およびcry2は, カブトムシの角の長さや前胸などの形質形成に影響を与えないことがわかった. カブトムシの角の形成が, 概日リズムに頼らないのは, 幼虫が土の中で生活しているからだと考えた. しかし, 角の内部構造を含むその他の体の構造にtimとcry2が関与している可能性があると考えられる. これらを確かめるには, 更なる研究が必要だ.
収録刊行物
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- ELCAS Journal
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ELCAS Journal 5 15-19, 2020-04
京都大学高大接続・入試センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050566774758504960
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- NII論文ID
- 120006850449
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- NII書誌ID
- AA12881683
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- HANDLE
- 2433/251395
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles