スギ採種園における人工交配回数の検討

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  • Consideration of artificial crossing frequencies in seed orchard of Cryptomeria japonica

抄録

人工交配は交配袋をかけた後に,袋の中へ花粉を注入する作業が必要になることから自然交配と比べて作業効率が悪い。そこで,適正な注入回数を明らかにするため,人工交配をして種子生産を行い発芽率の調査を行った。5回注入(開花日から毎週1回注入)は21.3%,2回注入A(開花日から隔週1回注入)は13.3%,2回注入B(2回注入Aとは異なる週で隔週1回注入)は17.6%,1回注入(5回注入日中間に注入)は6.3%,注入なしは1.0%,自然交配は31.5%であった。今回の試験条件では,人工交配では花粉注入回数を多くすると発芽率が高くなったが,自然交配の方が発芽率は高い結果となった。

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