戦後の「女学生」を対象とした少女雑誌の展開と限界 ―『 女学生の友(』小学館)・『女学生コース(』学習研究社)を中心に ―

書誌事項

タイトル別名
  • A study on the developments and limits of girls magazines for aimed at “JOGAKUSEI” during after the second world war of period in popular many girls magazines for amusement “JOGAKUSEI NO TOMO” and “JOGAKUSEI COURSE”
  • センゴ ノ 「 ジョガクセイ 」 オ タイショウ ト シタ ショウジョ ザッシ ノ テンカイ ト ゲンカイ : 『 ジョガクセイ ノ トモ 』(ショウガクカン)・ 『 ジョガクセイ コース 』(ガクシュウ ケンキュウシャ)オ チュウシン ニ

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抄録

戦後の「女学生」を対象とした二誌は、女子中学生・高校生ら「ジュニア」世代を誌面内容や附録などを工夫しながら、巧妙に読者に取り込んだ。誌面づくりのために、生き残りをかけて少女の心を引き留めることに苦心した。しかしながら両誌は、発刊および廃刊の時期は異なるものの、「女学生」としての教養の習得をめざすことは忘れておらず、クイズや懸賞形式を採用しながらも誌面に学習教材としてのものを掲載し続けた。しかしながら『女学生の友』はその後、ジュニア向けファッション誌『プチセブン』に、『女学生コース』は、『中1コース』、『高1コース』のように学習内容を残しながらも、ファッション、マンガなどの要素をとりいれたものへと変化を遂げることになり、「娯楽」や「流行」を求める少女雑誌の台頭を促すことになった。

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