立ち上がり動作における立ち上がり区間と立位区間の重心動揺幅の特徴について

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  • Characteristics of center of foot pressure sways in the standing-up and upright-position segments of sit-to-stand motion
  • タチアガリ ドウサ ニ オケル タチアガリ クカン ト リツイ クカン ノ ジュウシン ドウヨウハバ ノ トクチョウ ニ ツイテ

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抄録

本研究の目的は、 立ち上がり動作中の足圧中心(center of pressure: COP)を計測し、 立ち上がり(AB)区間と立位(CD)区間における重心動揺幅の特徴を明らかにすることである。 対象者は、 女性19名とした(年齢範囲: 67歳～89歳)。 対象者に、 椅子からの立ち上がり動作を行わせた。 動作中のCOPを記録した。 COPから、 AB区間の左右方向と前後方向の身長比重心動揺幅をそれぞれ算出した。 CD区間も同様に算出した。 身長比重心動揺幅は、 左右方向および前後方向ともに、 AB区間の方がCD区間よりも有意に大きかった。 身長比重心動揺幅におけるAB区間とCD区間との相関は、 左右方向および前後方向ともになかった。 AB区間における左右方向および前後方向の重心移動練習は、 立ち上がり動作バランス能力を強化できる可能性が示唆された。

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