<報告>大学におけるハラスメントの多様化

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  • 中川 純子
    京都大学学生総合支援センターカウンセリングルーム准教授

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タイトル別名
  • 大学におけるハラスメントの多様化
  • ダイガク ニ オケル ハラスメント ノ タヨウカ

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抄録

大学で相談されるハラスメントは多様になっている。本論ではハラスメントの定義の拡大の経緯, 法整備, 最近の報道例を述べて, 多様化の様相を明らかにするとともに, ハラスメント相談が個別に大学への対応を求めることのできる方法であることから, 多様な問題がハラスメント化するという視点を示した。多様化を究極させれば個別化になるが, 個別事情を抱えたハラスメントへの対応は, 当事者が現在までに所属してきたさまざまな社会における受傷の記憶への対応でもあり, 心理の専門家が寄与しうる部分でもあることを述べた。

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