The influence of olfactory dysfunction and nursing care on the daily lives of patients with Parkinson’s disease
Bibliographic Information
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- パーキンソン病患者の嗅覚障害による日常生活への影響と看護援助
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Abstract
最近注目されているパーキンソン病患者の非運動症状の一つに嗅覚障害がある.本研究の目的は,パーキンソン病患者が自分の嗅覚障害に気づいたきっかけ,及びその障害が日常生活へどう影響しているかを明らかにし,それらに対して必要な看護援助を検討することである.調査対象者は嗅覚障害のあるパーキンソン病患者29 名,調査方法は直接面接による聞き取り調査である.嗅覚障害は,他の症状に比べると日常生活上の影響は大きくなく,困っていることはないという人もいた.しかし,実際には食事面,安全面, 衛生面,情緒面から様々な影響を感じている人も多かった.特に火災やガス爆発の危険は最も注意すべきことである.料理中の焦げを防止するための集中力も必要である.その他,食品の鮮度,体臭・家の中のにおい,化粧の仕方などに対する衛生上の工夫も自己努力である程度は可能である.看護職には患者・家族への個別なアドバイスや教育,情緒面での配慮が求められる.
Journal
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- 広島国際大学看護学ジャーナル
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広島国際大学看護学ジャーナル 17 (1), 3-15, 2020-03-31
広島国際大学看護学部
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390577309352113664
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- NII Article ID
- 120006880386
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- ISSN
- 13495917
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Allowed