学生の満足度の高い臨床実習の実践の在り方 ―卒業時学生のインタビューから―

書誌事項

タイトル別名
  • ガクセイ ノ マンゾクド ノ タカイ リンショウ ジッシュウ ノ ジッセン ノ アリカタ : ソツギョウジ ガクセイ ノ インタビュー カラ
  • Development of an ideal method for ensuring a highly satisfying clinical training experience among students based on interviews with postgraduates
  • NOMOTO, Yoshinori
  • SUGIHARA, Motoko
  • TANIGUCHI, Takamichi
  • HIRANO, Daisuke

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抄録

目的:作業療法士養成校を卒業した者達の臨床実習体験の語りを通して,学生の満足度の高い臨床実習の実践の在り方を探索する.方法:専門学校作業療法学科修了生 17 名を対象に,「臨床実習について,良かったことや悪かったこと,その改善策」を主題とするインタビューガイドを作成してフォーカス・グループ・インタビュー(Focus Group Interview)を行った.質的分析方法として,安梅の「グループインタビューの分析法」と Vaughn らの「分析の方法」を参考に,また分析に際して,質的研究支援ソフトである NVivo12 Pro を使用した.結果:《実習学生への丁寧な対応》,《実習指導者の専門職としての資質》,《実習学生の悩みを汲み取れない実習指導者》,《実習施設の人間関係》の 4 つが重要カテゴリーとして抽出された.考察:学生の満足度の高い臨床実習の実践の在り方として,1)実習学生への丁寧な対応,2)専門職としての資質向上,3)実習学生の悩みの理解,4)職場内の良好な人的環境,の 4 つと,その実現のために「実習指導者の臨床実習に対する高いモチベーション」が必要であると提言する.

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