Liberty, Progress and Diversity : Education and Religion in Joseph Priestley’s First Principles

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Other Title
  • 自由・進歩・多様性 : プリーストリー『第一原理』における教育と宗教
  • ジユウ ・ シンポ ・ タヨウセイ : プリーストリー 『 ダイイチ ゲンリ 』 ニ オケル キョウイク ト シュウキョウ

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Abstract

本稿の目的は,プリーストリーの主著である『政府の第一原理にかんする一論Essay of First Principles of Government』(1768年初版,1771年第二版,以下,『原理』と略記)の特徴を自由論の観点から明らかにすることである。その最大の特徴は,知識を結合させるために政府は必要なものであるが,政府は人々に自由を容認するために存在すべきものであり,個人の活動に干渉してはならないという,徹底的に個人を中心とした社会観の貫徹にある。本稿は,まずプリーストリーの「政府の第一原理」を明らかにし,次に,2つの自由概念である政治的自由と市民的自由の定義およびその特徴を考察し,その後,市民的自由の中でとりわけ重視された教育と宗教の問題をそれぞれ論じる。そして最後に,プリーストリー『原理』がその後の経済学者たちに与えた影響を考察する。

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