暖温帯二次林におけるコナラのナラ枯れ実態 : 愛知県瀬戸市と静岡県南伊豆町の比較

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タイトル別名
  • Actual situation the Japanese oak wilt of Quercus serrata in a warm-temperate secondary forest : Comparison between Seto city, Aichi prefecture and Minamiizu-town, Shizuoka prefecture
  • ダンオンタイ ニジリン ニ オケル コナラ ノ ナラ カレ ジッタイ : アイチケン セトシ ト シズオカケン ミナミイズマチ ノ ヒカク

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抄録

カシノナガキクイムシ(以下,カシナガ)の穿入がみられた愛知県頼戸市の東京大学生態水文学研究所赤津研究林(以下,赤津)と静岡県南伊豆町の東京大学樹芸研究所青野研究林(以下,青野)において,発生から終息までのコナラに対する加害実態を記録した。カシナガの穿入がみられた期間は赤津が2009年から2015年の7年間,青野が2013年から2016年の4年間であった。期末の積算穿入率は赤津・青野ともに81%であった。穿入を受けたコナラの枯死率(以下,穿入枯死率)の期末の積算値は,赤津が34%に対して青野が52%であった。直径階別にみると,直径20cm以上の穿入枯死率は赤津が35%に対して青野が42%で有意差は認められなかったが,直径が20cm未満では赤津が30%に対して青野が76%で有意差が認められた。

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