愛知県稲沢市における「国府宮はだか祭」の存続形態

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  • Sustainable Forms of the ‘Konomiya Hadaka Matsuri’in Inazawa City, Aichi Prefecture, Japan

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抄録

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本研究の目的は,愛知県稲沢市における国府宮はだか祭の存続形態を,当該地域の社会的背景を踏まえつつ,祭礼と諸主体との関係性を分析することを通して明らかにし,併せてその存続要因を導出することである。国府宮はだか祭は神事として現在まで存続する伝統的な祭礼であり,その運営に直接携わっているのは国府宮神社のみである。しかし,その規模の大きさから,行政や民間企業,住民組織など様々な諸主体が能動的に活動し関わりあっていた。国府宮はだか祭の存続要因については,年に一度の非日常的な経験を享受することのできる国府宮はだか祭の特殊性,国府宮はだか祭が稲沢市を代表する重要な地域資源とみなされているその象徴性,文化財教育に積極的に取り組む稲沢市の地域性,以上三点を指摘することができた。

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